こんにちは。経営者のための文章コンサルタント松永弥生です。
今日は経営者だけではなく、大学の先生にもプレスリリースが必要な時代になりましたね! というお話です。
私は2013年から、文章講座を行っています。これまでいろいろな職種の方が参加してくださいました。時々、一風変わった方が参加されて驚くこともあります。
その中で印象に残っているのは、神戸から来てくださった大学の教授です。
私は教えるプロの方に文章講座をする状況に、かなりドキドキしました。
どのようなきっかけで、受講を決められたのかお伺いしたところ、その先生は「論文を書くのは慣れているけれど、一般の方に伝わる文章を書くのに非常に悩む」とおっしゃっていました。理系の教授で専門性の高い内容だけに、難しさがあったようです。
具体的にどんな場面で困っていらっしゃるのか伺うと「プレスリリースを書かなきゃらなないんです!」ということでした。
大学が独立採算制になってから、学校の広報から研究成果をプレスリリースで出すよう言われるようになったそうです。
なるほど!! それはわかります。
私は長年ロボット関係の取材をしてきて、周囲に大学関係者や教授も大勢いらっしゃいます。ある方からは、メディア掲載されると大学での評価につながると伺いました。
日頃から親しくしてらっしゃる先生は、ご自分が企画したロボットのイベントがあると気軽に「松永さん、今度イベントをやるので、取材に来てくれませんか?」とお声掛けくださいます。大抵の場合、私は喜んで二つ返事で取材に行きます。
文章講座を受講してくださった先生の話を聞いて、私は、以前取材した案件を思い出しました。
その時も親しくしているロボット開発者の先生から、実証実験2日前にお話を伺い取材に行きました。
先生方は何年もかけて研究開発しており、病院関係者からのヒアリング、患者である当事者のご協力や意見交流も重ねてきて、初めて路上での実証実験を行いました。
この記事は編集者の関心も高く「その後の動きがあれば、また取材してほしい」と言われています。
今考えれば、これはプレスリリースを出せば新聞社など、大手メディアも取材に来た案件でしょう。記事にしたのは、私だけだったので「もったいないなぁ〜」と思うのです。
私も、社団法人の代表としてイベントを企画している立場なのでわかりますが、イベント前は本当に忙しく、広報までなかなか手が回らないという事情はわかります。
けれど、それは非常にもったいない話です。記事になれば、広く当事者の方や医療関係者にも情報が伝わり、新たな協力者が得られたり可能性が広がる可能性があるからです。そのチャンスをみすみす逃すのはもったいないです。
何かを企画するときには、広報にかける時間や予算もスケジュールに織り込んでおいてはいかがでしょうか。
今の私なら、企画の段階でご連絡いただければそうした面でもお役に立てます。先生方、次の機会にはぜひプレスリリースを出してください! 全力で応援します。
項目 | 所要時間(分) | 文字数 |
キーワード出し | 5 | |
音声入力 | 7 | 1122 |
推敲・修正 | 10 | 1132 |
校正(2回) | 9 | 1233 |
タイトル画作成 | 11 | |
アップロード | 5 | 1250 |
計 | 47分 | 1250 |